白と黒の模様をした顔が何とも愛らしいイタチの様なハクビシン。漢字で書くと“白鼻芯”で名前の由来である白い鼻が特徴です。ペットにしたい位の可愛さですが、ペットショップでは見かけた事がありません。何か問題でもあるのでしょうか。

ただハクビシンは人間への被害報告もあり、地域によっては害獣扱いされています。場所によってはアライグマの様な厄介者でしょう。見た目は可愛いのですが、農作物や家屋などの被害が問題視される動物の1つという事になります。

ではハクビシンとはどんな動物なのでしょうか。やはり害獣なのか、その生態について、世間で害獣扱いされていないか心配なピッキュウが紹介します。

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ハクビシンについて

ハクビシンはネコ目ジャコウネコ科の動物で体長約60cm、体重2~3kg、尾の長さ40cm程でイタチより一回り大きいです。一番の特徴は額から鼻まで一直線に白い毛があります。その周りは黒で顔の輪郭を囲むように白い毛がありますが個体によって様々です。体は灰褐色で四肢と尾は黒です。

生息地は広く中国や東南アジア、南アジア北部の山林などで生活しています。ハクビシンは夜行性で昼間は巣で休んでいます。食性は雑食で果実や木の実、昆虫やカエル、小動物まで食べます。基本単独で行動しますが、家族単位で群れる時もあり20頭程になる事もあります。脚力があり垂直で約1mジャンプでき、木登りも得意です。尾でバランスを取り、電線を伝って移動する事も出来ます。

ハクビシンは食用にも

中国では8大料理の1つ安徽料理に食材として使用されていて、中国南部では煮込み料理で親しまれています。国内でもジビエ料理や、血液で作るブラッドソーセージなど色々なバリエーションで食べられています。

ウイルスの感染源とされたハクビシン

今から14年ほど前、中国広東省から世界へと感染していったSARSコロナウイルス。わずか8か月間で感染者8000人以上、死者700人以上の犠牲者が出しました。このウイルスを持つ動物としてハクビシンが挙げられました。中国では流通を禁止する他、店での販売も禁止され店頭からハクビシンが消えてしまいました。その後の調べで、感染源はキクガシラコウモリと判別され疑いは晴れました。とんだ濡れ衣でしたね。

ハクビシンはカワイイ顔でも害獣扱い

ハクビシンは農作物を荒らす害獣とされています。果物や野菜などが好物なので、ビニールハウスなどに入る事もあります。また手先が器用なので、ミカンの皮を剥いて中身だけ食べます。

また住処として住居の屋根裏で生活する事もあり、ハクビシンの糞尿や騒音、破損といった被害があります。厄介なのは誰でも駆除出来ない事です。ハクビシンは在来種でも外来種でもない存在です。アライグマの様に生態系を壊す特定外来生物ではなく、法的な駆除対象動物ではありません。被害にあったらまず自治体に報告しないと先へ進まないのです。困ったものです。

まとめ

見た目と違って実に厄介なハクビシン。東京23区では1000頭以上いるそうで、タヌキより多いとの事です。これからもっと問題になりそうです。ただSARSの感染源として疑われたのは可哀想でした。