人間はおろかライオンや象にまで襲い掛かる獰猛なナイルワニ。片や広範囲にかけて人間に恐怖を与えているイリエワニ。このワニ達の共通点はクロコダイル科の中でも大型になる事、人喰いで有名な事、革目的で乱獲されていた事です。

しかし一見すると、どちらか見分けが付きにくいと思います。クロコダイル科とアリゲーター科の様に口の先端が長いか丸いか、歯が出ているか出ていないかなどの違いがあれば分かりやすいのですが。また戦えばどちらが勝つのでしょうか。今回はナイルワニとイリエワニの違い、その強さについてピッキュウが紹介して参ります。

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ナイルワニとイリエワニ|生息地の違い

ナイルワニはアフリカ中央から南やマダガスカル西部の川や湖、イリエワニは東南アジア、オーストラリア北部、インド南東部の汽水域に生息しています。

ナイルワニとイリエワニ|顔・色の違い

イリエワニの吻から目の窪み辺りにかけて瘤状のものがありデコボコしていて、ナイルワニの方がシャープに見えます。頭の大きさはナイルワニの方が小さく平べったい感じで、頭の後ろから鱗甲がありますが、イリエワニにはありません。

色はナイルワニが暗い黄褐色、イリエワニは暗い緑黄色、緑褐色ですがワニ自体が曖昧な色をしているので、その個体や環境によっても違います。

ナイルワニとイリエワニ|その他の違い

ナイルワニはアフリカ大陸のみですが、ナイルワニはオーストラリアからインドまでとかなり広く分布しています。これはイリエワニが遠泳して各地に移動しているからです。ナイルワニも遊泳しますが、大陸間を横断する程ではないと思います。

食性は仕留めた獲物にもよりますが、イリエワニは500~700g程、ナイルワニは一回の食事量が体重の約半分です。獰猛な点ではナイルワニの方が危険です。水辺に来るものは無差別に攻撃を仕掛けます。ワニの中で最も攻撃性のある種です。

イリエワニとは違いナイルワニは、古代エジプトでは神の使いとされていました。神殿にはナイルワニのミイラもあった事で、いかに丁重に扱われたかが分かります。

イリエワニの革は最も高級とされていて、希少価値も高くブランド品にも使用されています。四角形の鱗が綺麗に揃っているのが特徴です。一方のナイルワニは長方形の鱗がきちんと並んでいるのが特徴で人気を集めています。

ナイルワニVSイリエワニ

生息地が違うので両者が会い見える事はないですが、顎の力ではイリエワニの方が強力です。同じ大きさとしてもイリエワニの方が頭部は大きいので、その分噛む力もあります。なのでイリエワニの方が有利かも知れません。

ナイルワニ最大と言われたギュスターブと、イリエワニ最大のカリアで一度戦って欲しいものですね。

まとめ

今回両者の違いや強さについて紹介しましたが、イリエワニはインドまで来ていて、アラビア半島を超えればアフリカは目の前です。ワニ属のNo.1を決める戦いの日はそう遠くないかもしれません。