ドールと聞いて最初に浮かんだのは飲料水やバナナ、パイナップルでお馴染みのDoleでした。私ピッキュウも何日か前にDoleのバナナを食べたので、まさか動物にもこの名前がいるとは思いませんでした。

人形(doll)と思われた方もいらっしゃると思いますが、ドール(Dhole)はイヌ科の動物です。見た目キツネにも見え、何だか素朴な感じが可愛いです。

今回は動物のドールについて紹介します。どんな動物なのか、またその特徴について見て参りましょう。

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ドールについて

ドールは食肉目イヌ科の動物で体長約70~110cm、体重約10~20kg、尾の長さは約40~50cmでキタキツネを少し大きくした感じです。耳は大きくて丸みを帯びていて、目から口元辺りはキツネの様です。

ドールの別名はアカオオカミ

体毛は全体的に赤茶色で下顎辺りからお腹、四肢の裏側と先端は白、尾の真ん中から先までが黒です。体毛の長さが生息地によって違うのも特徴です。フォルムがオオカミっぽい所と体毛の色から別名アカオオカミと呼ばれていますが、キツネにも見えますよ。

ドールの生息地

ドールはロシア南東部から日本を除く東アジア、中央アジアの東、インド、東南アジアのマレー半島やスマトラ島と広範囲にかけて生息しています。山地では岩の間、森林などでは穴を掘ったり、他の動物の巣穴を利用して生活しています。

ドールの行動と食性

ドールは数頭から数十頭の群れで行動します。主に昼間活動しますが、稀に夜も行動する事があります。食性は殆どが肉食で、鹿や牛などの大型は集団で襲い掛かります。この他にも昆虫や果実なども食べます。

ドールの狩りはチームプレー

ドールが狩りをする際は仲間同士で声を出してコミュニケーションを取ります。そして獲物を見つけると横一列になって追いかけ始め、相手が疲れるまで追い回します。捕まったら最後生きたまま食べられてしまいます。まるでリカオンの狩りの様です。

トラをも恐れぬドールの群れ

元々気性の荒い性格なのでしょうか。それとも集団の強みか他の肉食獣などを追い払う他、横取りまでします。トラやヒョウ、クマであっても容赦しない所が凄いですね。

絶滅危惧種のドール

生きたまま獲物を食べる習性が人間にとっては悪いイメージに見えます。集団で獲物を襲う事から家畜が狙われるのではないか、と害獣扱いにもなってしまいました。この為ドールは駆除されて来ました。また生息地や草食動物の減少、伝染病などもあり、ドールは絶滅危惧種に指定されています。

上野動物園のドール

2016年7月に上野動物園のドール「エリ」が亡くなりました。エリは2003年に来園した5頭の兄弟ドールの最後の1頭でしたので、現在園内にはドールはいません。国内でも僅か4頭しかいないので、3頭飼育しているよこはま動物園ズーラシアでの繁殖が期待されます。

さいごに

今回ドールについてでしたが、見れば見る程キツネに見えてきました。見た目はカワイイ顔をしているのに、リカオンの様な捕食行動も衝撃的でした。また絶滅の危機である事も問題で、より一層の保護が必要です。