モンゴルではタルバガンというリスの仲間モンゴルマーモット。見た目はメタボなリスでしょうか。やはり環境の為か体内に脂肪を蓄えているのでしょう。その姿は割腹の良い中年男性の様で、何となく愛着が湧きます。

しかし現地では食材とされています。かなり貴重なもので祭りや大切な来客にしか出さなかった程だったそうです。食べ方はタルバガンのボートクという丸焼きのような料理です。どんな味なんでしょうか、一度食してみたいです。

今回はそんなモンゴルマーモットについてです。どんな動物なのか、その生態についてピッキュウが紹介して参ります。

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モンゴルマーモットとは

モンゴルマーモットは齧歯目リス科マーモット属の動物です。体長は最大で60cm程、体重約8kg、尾の長さは15cmでリス科では最大種です。体毛は短く密度があり、色は茶色がかった灰色で頭部は黒です。四肢は短く胴長短足な感じで、前脚の爪は強靭に出来ています。

生息地はモンゴル、中国北東部の草原などで、家族単位で生活しています。昼間に活動し、食性は草や昆虫、果実などです。またリス科の特徴故か冬眠をするので、秋口には栄養を蓄えて準備します。

モンゴルマーモットの寝床

マーモットは地中に巣を作って生活する種ですが、モンゴルマーモットは数メートル単位にもなる長い巣穴を掘ります。この巣は幾つもの出入口を作っていて風通しを良くしています。ご先祖はモグラだったのでしょうか。

モンゴルマーモットは敵を立ち上がって見る

人間以外で敵となるのはキツネ、クマ、オオカミなどで空からは猛禽類が狙っています。
ですから危険を察知すると立ち上がり、声を出して仲間に知らせます。ミーアキャットみたいですね。

モンゴルマーモットはペスト菌を持つ

20世紀初期死者50000人にもなる伝染病がありました。ペスト菌と呼ばれるもので、発症すると体が黒くなることから黒死病とも言われていました。この菌を持っていたのはモンゴルマーモットです。現在でもモンゴルでは毎年のように感染していて、この種が原因になっています。もしゴンゴルで食べる機会があった時は、十分な加熱処理を確認した上で食べて下さい。もっとも食べない方が一番いいのですが。

モンゴルマーモットは絶滅の危機に

ペスト菌の影響でしょうか、モンゴルマーモットは駆除の対象となりその数を減らして行きました。また食肉や毛皮目的による狩猟も後押しして、1990年代には約70%の減少となりました。この為絶滅危惧種として指定され、現在は保護の対象となっています。

さいごに

保護は必要ですがペスト菌を持っているので中々難しい所ですね。因みに国内では上野動物園で飼育していましたが現在はいません。早くどこかで見られるといいですね。