ニホンザルといえば若い方はご存じないかもしれませんが、1987年にSONYのウォ―クマンのCMに出ていたチョロ松を思い出します。何ともシミジミとした感じで音楽を聴いている?姿が印象的でした。

大分県高崎山のニホンザルの集団を見学した事があります。職員さんがリヤカーで餌をまき散らし、それにサルが一斉に群がるシーンは迫力がありました。あとは温泉シーンでしょうか。雪が降りしきる中、皆で気持ちよさそうに目をつぶっているのが人間っぽくて可愛く見えました。

この何とも可愛いニホンザルですが、実際の所はどうなのでしょうか。何か注意すべき所があるのでしょうか。今回はこのニホンザルについて、昔モンチッチに似ていると言われたピッキュウがご紹介して参ります。

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ニホンザルについて

ニホンザルは霊長目オナガザル科マカク属のサルで、本州、四国、九州に生息しています。体長は最大で60cm、体重18kg、尾の長さ約10cmになります。体毛は茶色かこげ茶色、赤茶色で、お腹の部分は白っぽい感じで、顔とお尻は赤色です。主に山林で生活していますが、沿岸付近や標高3000m級の山岳地帯にも生息しています。

ニホンザルは数十頭~100頭近い群れで行動します。活動は昼間ですが寒冷地では日中でも動かずじっとしています。行動範囲は広く餌を探しながら移動していきます。食性は果実や木の実や芽などですが、昆虫やトカゲなども食べます。

鹿児島県の屋久島にはニホンザルの亜種ヤクシマザルがいます。二ホンザルより小さく、体毛も灰色っぽく顔の色も薄い感じです。群れの数は本島のサルに比べて少数で構成されています。食性はほぼ同じです。

ニホンザルの群れ

ニホンザルの群れには力関係によりその個体の順位が決まっています。順位はマウンティングと呼ばれる行為により決まり、これで争う事なく順位を決めていきます。いちばん強いものがその群れのボスになり、その周りにメスと子供、更にその周りに若いオスが円を描くように位置します。ボスザルは群れを外敵から守り、仲間同士のケンカの仲裁などをします。

ただ自然界ではボスザルは存在しないという考えもあります。動物園やサル山などで餌付けされたサルは狭い敷地で餌を奪い合う行為をします。その為争いが起こり強いものが餌にあり着け、結果これがボスザルという形になります。自然界では餌を奪って争わなくても別の場所で探せばいいだけですから、ボスザルはいなくてもいいのです。全員が仲間同士の感覚でしょうか。

ニホンザルの気性

実際にどんな性格なのでしょうか。高崎山のサルを見学する際の注意事項を紹介します。

  • サルを触らない
  • サルの目を見ない
  • サルに急に近づいたり、騒いだりしない
  • サルをからかわない
  • サルに食べ物を与えない

二ホンザルを触ったりすると最悪噛みついて来たリ、見つめるだけでも怒って飛び掛ってきます。犬歯は鋭く顎の力も強いので、人間が噛みつかれるとタダでは済みません。また握力も30kgほどあり、体重から考えると相当なパワーを持っています。皆さんくれぐれも気を付けて下さい。

ニホンザルの食害

ニホンザルの食害はイノシシやシカに次いで問題となっています。農作物を荒らす他、民家にまでやってきて人間の食べ物を狙い、時には人間を攻撃します。ニホンザルは運動能力が優れていて、畑などを柵で囲ってもよじ登って侵入します。学習能力も高く、一旦味を占めると何度もやって来ます。ニホンザルにとって人里は餌の豊富にある安全な場所と認識しているのでしょう。

さいごに

非常にカワイイニホンザルですが、意外と凶暴な生き物だった事が分かりましたね。皆さんも野生のニホンザルを見かけたら目を合わさずに素通りして下さい。