木にしがみついている姿がナマケモノに見えてしまう珍獣スローロリス。やはり動きはスローなのでしょうか。ちなみにロリスはオランダ語で道化者(おどけ者)という意味なので“ゆっくりとしたおどけ者”という事でしょうか。

ただこのスローロリスはメチャクチャカワイイ顔をしています。特徴である大きな目で見つめられると大抵の人は虜になります。芸能人では以前ベッキーさんも飼っていたそうです。私ピッキュウも機会があれば飼ってみたいです。

さて今回はこのスローロリスについてです。一体どんな生物か、またその生態について解説して参ります。

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スローロリスについて

スローロリスは霊長類ロリス科の動物です。体長25~40cm程で、体重約200~600gで尾はちょっとだけあります。頭部は丸く大きな目があり、耳は小さく鼻は犬の様に湿っています。

四肢は前肢の人差し指が短く、後脚の人差し指が鈎爪になっています。この四肢は物を掴むのに適した形になっています。握力も強く、逆さの状態でも何なく木に掴まっています。

体毛は羊の様にフワフワしています。毛の色は生息地やその個体によって違いますが、額付近から両目の間を通って鼻の辺りまでと、その周りを囲むような所が白く目の周りは黒で、この種に共通しています。スローロリスは5種類いてベンガル、スンダ、ジャワ、ボルネオ、ピグミーのロリスがいます。

スローロリスの生息地と食性

インドのアッサム、バングラディシュ、マレー半島やボルネオ島、ジャワ島などに生息しています。熱帯雨林地帯が主で樹上生活です。夜行性で昼間は寝ており、食性は樹液や花の蜜、昆虫などを食べます。

無音の移動と気配0の狩り

動きがスローなので移動の際も殆ど音を立てずに動きます。また動きが遅い方が昆虫などに見つかりにくいので、気が付けばスローロリスがすぐ近くにいて、パクッという具合になります。また大きな目には輝膜(こうまく)というものあり、夜でも獲物を見る事が出来ます。夜スローロリスに見つかったらアウトですね。

毒のあるスローロリス

スローロリスの肘の内側には毒を分泌する所があります。これを舌で舐めて体中に付ける事によって外敵から身を守り、子供にも付けています。またこの毒は酸性臭があり、ネコ科の肉食獣などは避けて通る程の臭いです。人間に対してはアナフィラキシーや細菌感染などがあるので、スローロリスに触る場合は注意が必要です。

夜の森でのスローロリス

スローロリスは夜行性の為、上野動物園では昼夜逆転の「夜の森」で見る事が出来ます。夜間使用になっていますので写真は難しいかも知れませんが、生でカワイイスローロリスの行動を見る事が出来ますよ。

さいごに

スローロリスは絶滅危惧種です。その可愛い姿からペット用として乱獲されています。またペット用として噛みついても大丈夫なように、牙を抜いて売るという残酷な行為も行われています。一刻も早く対策を取るべきです。