世界でゴリラは700頭以上飼育されています。日本では1990年の50頭がピークで年々減少し、現在では20頭になりました。2016年に福岡市動物園のゴリラビンドンが亡くなって、京都より西にはゴリラはいません。やはりゴリラの飼育は難しいのでしょうか。それとも飼育環境が野生とは違うのか、何か特殊な種類なのでしょうか。ゴリラにはニシゴリラとヒガシゴリラの2種類しか存在しませんが、どちらも特殊なのかも知れません。では動物園にはどちらのゴリラが多いのか、またニシゴリラとヒガシゴリラの違いについて、違いが判る男ピッキュウが紹介して参ります。

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ニシゴリラとヒガシゴリラの身体的な違い

名前の由来通りニシゴリラは、ギニア湾沿いの西アフリカ熱帯雨林地帯に生息しています。ヒガシゴリラはアフリカ中央の熱帯林や山林に生息しています。顔の違いではヒガシゴリラはニシゴリラより面長で、鼻の大きさはヒガシゴリラの方が大きい感じがします。身長は若干ニシゴリラの方が低く、体毛ではニシゴリラの方は短毛、大人になると頭部が赤茶色になります。ヒガシゴリラは毛が長く、変色はしません。ニシゴリラのシルバーバックは尻まで白くなりますが、ヒガシゴリラは背中だけです。

ニシゴリラとヒガシゴリラの食性・行動の違い

ニシゴリラは果物がメインで乾季になると葉っぱやハーブなどを食べます。ヒガシゴリラは植物の葉っぱが主食です。ヒガシゴリラは殆ど木に登りませんが、ニシゴリラは木に登ります。草食が主なヒガシゴリラは、木に登ってまで草を食べる必要はありません。食性の違いから、このような習性になったのではないでしょうか。ニシゴリラは縄張りを持たず行動しているので、他の群れと会う事もありますが争い事は起きません。ヒガシゴリラは対照的でドラミングで相手を威嚇して追い払う様な行動をします。西と東では全然違いますね。

ヒガシゴリラがいる動物園
日本にいる全てのゴリラはニシゴリラです。世界でもヒガシゴリラがいる動物園は、ベルギーのアントウェルペン動物園に2頭いるヒガシローランドゴリラしかいません。ヒガシゴリラの生息数は20年で4分の1に減少し、近絶滅種となっています。原因は人間の争い事なのですが、ヒガシゴリラもこの影響を受け犠牲となっています。ベルギーにいる2頭のゴリラはどちらもメスなので、種の繁栄の為にもオスを送るという検討をしても良いのではないでしょうか。私個人の意見ですが・・。

さいごに

日本はおろか世界にもたった1か所しか飼育していないヒガシゴリラ。ニシゴリラとの違いも色々ありましたが、最も大きな違いとしてヒガシゴリラは絶滅の危機に瀕している事でした。確かにどこの動物園にもいない筈です。このまま絶滅しないように人間による保護が必要になります。

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