皆さんは動物園に行ったらどんな動物を見に行きますか?動物園にはゾウやライオン、キリンなどの花形スター動物がいますが、実は人気の動物だけではなく、目立ちはしませんが、日本ではなかなか飼育されていない、地味なレア動物もいるのです。今日は動物ライターのタケイヌが、4種のレアな動物と、それが見られる動物園の紹介をします。

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イヌ?タヌキ?ヤブイヌが見られる動物園

名前はイヌですが、見た目は茶色くてずんぐりした体型でタヌキに似ている「ヤブイヌ」は1200万年前から生息している、原始的な犬の仲間です。10頭ほどの群れで暮らす動物ですが、愛嬌のある姿とは裏腹に水泳が得意だったり、メスは逆立ちしてオシッコをする習性があったりと、とてもユニークな動きをします。群れの結束は強く、獲物を追うときは群れでチームワークを組んで、自分たちよりも大きな相手に挑むこともあるそうですよ。小柄でずんぐり、愛嬌があって群れを大切にする、といった所はなんとなく我々日本人のように見えますね。しかし近年絶滅の危機に瀕していて、動物園での繁殖が期待されています。「ヤブイヌ」は「よこはまズーラシア」「東山動物園」「京都市動物園」で見ることができます。

有名な珍獣No1?コアラ

珍獣なのに有名?と言えば誰でも知っている動物「コアラ」でしょうか?今やパンダ人気に押されて地味なレア動物になってしまいましたが、実は今コアラが危機を迎えています。コアラは今から33年ほど前の、1984年に初めて日本に来ました。しかし繁殖や飼育が難しく、最盛期は96頭いたコアラも、2017年現在40頭と半分以下に減ってしまいました。特にエサに関してはユーカリという葉を食べる動物として知られていますが、コアラはこのユーカリの葉のみしか食べません。また葉の食べ方にもそれぞれに好みがあるそうで、柔らかい部分だけ食べる個体や、気に入らないと食べない個体もいる為、エサを調達するのに1頭あたり年間800万円とも言われています。このままではいつか日本からコアラが居なくなるかもしれません。現在国内では「東京多摩動物公園」「天王寺動物園」「鹿児島市平川動物園」などで見ることができます。

NHKの幼児番組で一躍有名!にならなかった動物ラーテル

「ラーテル」という動物を知っていますか?実は2011年~2016年までNHKの幼児番組で大人気だったキャラキター「ムテキチ」のモデルになった動物です。キャラクターは有名ですが、モデルの「ラーテル」はなんと日本では「東山動物園」でしか見ることができません!ラーテルはギネスブックに「世界一怖い物知らずの動物」として掲載されているとても強い動物です。イタチの仲間で、真っ黒の体に頭から長い尾にかけて白っぽい模様が入った、シュっとしたかっこいい見た目をしています。コブラやライオンに立ち向かっていく程の怖い物知らずで、コブラの毒もなんのその、強い耐性を持っていて毒で死ぬことはないのだそうです。

チーターの中の王様!キングチーター

チーターと言えば、丸い斑点のある足が速い肉食動物ですが、割合色々な動物園で飼育されていますので見たことがある方は多いでしょう。では同じチーターでも「キングチーター」は見たことがありますか?
キングチーターは普通のチーターとは違い、丸い斑点ではなく、斑点同士が繋がった帯状のクッキリした模様をしています。この模様は劣勢遺伝から生まれたチーターの突然変異と言われており、なんと世界に数十頭ほどしか確認されていません。そんな世界的レア動物のキングチーターが見られる動物園が、日本でただ一つ!「多摩動物公園」です。繁殖も順調のようですが、子供の中にはキングチーターとそうではない個体が混ざって生まれてくるとのことで、是非現地で見比べてみてください。

いかがでしょうか?なかなか見ることができないレア動物に絞って、動物園巡りをするのもとても楽しいです。レア動物は将来的には日本から居なくなってしまう可能性もありますので、気になった人は早速出かけてみてはいかがでしょうか?