「チーターは意気地なしなんです」と語るのは、ナショナル ジオグラフィック協会の大型ネコ科動物保護プロジェクト「ビッグ・キャット・イニシアチブ」の責任者、ルーク・ダラー氏だ。チーターの体はしなやかで細く、スピードを出すのに適しているが、戦いには向いていない、と同氏は説明する。「それほどがっしりした体でもありませんから、自分とほぼ同じ大きさの捕食者と向き合うと見劣りしてしまいます」
引用:ナショナルジオグラフィックス

陸上動物最速の脚を持ち、瞬時にケリを着け獲物を捕らえるチーター。対してチームワークを武器に集団で獲物を捕獲するリカオン。互いの性質や特徴もそうですが狩りの方法も違います。唯一の共通点と言えば草食動物が獲物である事。しかし、この共通点が争いの種になってしまいます。「なるべく争わないように」と思ってもやはり自然界。生きるか死ぬかの世界ではそうも言えない状況です。取るか取られるかの攻防が常に繰り広げられています。今回ご紹介するリカオンとチーターではどちらに軍配が上がるのでしょうか?また互いの戦闘力や狩りの捕獲率は?これから私ピッキュウと共に見て行きましょう。

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チーターとリカオンの力

チーターはあまり戦闘向きな体形ではなく、顎の力も弱くてライオン、ヒョウ、ハイエナには到底勝てません。対してリカオンはチーターの約半分の大きさで噛む力もチーターには及びません。チーターの大きさとそのスピードを持ってすれば、リカオンに負ける事はありません。

狩りの成功率

結論から言うとチーターは50%、リカオンは80%になります。この数字を見る限りリカオンの方が圧倒的に高いのですが、彼等は集団で狩りをします。チーターは単独で狩りをしますので、一個体で見た時はチーターの方が成功率は高く、トップクラスの実力を誇っています。

捕った獲物は

チーターは捉えた獲物の喉に噛みつき窒息死させます。そして他の肉食動物がいないか周辺を見渡した後、茂みに持って行って食べます。一方リカオンは獲物がまだ生きているうちから食べ始めます。獲物の大きさや群れの頭数にもよりますが2分もあれば食べきってしまいます。

横取りされ易いのは

狩りの成功率50%という優秀な成績のチーターですが、その半分は他の肉食獣に横取りされます。その代表がライオンやハイエナで、見つかったらチーターには成す術もなく獲物を置いてその場から離れていきます。ではリカオンはどうなのか。こちらは集団ですがライオンやハイエナよりも小さく、相手も集団で来られては歯が立ちません。狩りの成功率80%もこの2種により食べる量はそんなにはあり着けないのが現実です。
実際リカオンがどのくらい獲物を横取りされているか分かりませんが、2回に1回狩りに成功し、その半分を取られるとなるとチーターの方が横取りされています。

チーターとリカオン どちらが勝つ?

リカオンが単体であればチーターも負けないのですが、相手は集団なのでチーターが負けます。だからチーターの捕った獲物もほぼ100%の確率で横取りされています。悔しくないのか、と思うかもしれませんがここで無理に戦って、万が一怪我でもしたら狩りどころか自分の命も危うくなります。わざわざ危険を冒してまで獲物を奪うよりも、次の獲物を捕らえる方が効率的なのです。多勢に無勢でもありますが・・・。

さいごに

今回チーターとリカオンについて紹介しましたが、それぞれ狩りの方法や力関係、食べ方など全く違いましたね。ただこの両者、そんなに遭遇する事はありません。チーターはある程度行動範囲がありますが、リカオンは縄張りを持たず常に移動します。だから鉢合うのは非常に稀なので争わずに済みそうです。

リカオンとはどんな動物? 野生のリカオンはどんな生活?
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