深い衝撃、『ディープインパクト』直訳した日本語を見ると巨大な馬に潰されるイメージを思い浮かべてしまう脱線型ライターきよいで御座います。覚えやすい名前とCM出演、未だに日本競馬史の中で最も強いのは、シンザン・シンボリルドルフ・ディープインパクトのどれなのかとの論争は尽きず、生きる伝説となりつつあるサラブレッドは、仔馬時代から強かったのでしょうか。また、ディープインパクトはどの様な気質を以て名馬となって行ったのかもお伝え致します。

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ディープインパクト:非力と評された仔馬時代

父サンデーサイレンス、母はお腹に仔馬を宿しながらもドイツのG1を勝利したウインドインハーヘア。一流の血統を背景に2002年、生まれたのがディープインパクト。小柄な仔馬でしたが、同年代の仲間達との駆けっこでは負けまいと蹄から出血するほどに走ることも御座いました。育成牧場に移ってからは、華奢で繊細なディープインパクトにきめ細やかな配慮が出来るようにと女性スタッフが担当についたので御座います。そのことが後の活躍へと繋がっていったのです。

ディープインパクト:無敗の日本クラッシック3冠馬!

2004年競走馬デビュー。2006年の引退レース有馬記念まで14戦12勝。手綱を取っていた騎手からは、『英雄』という呼び名がおくられました。芝レース世界最高峰と云われている凱旋門賞にも出走し、3番目にゴール板を駆け抜けましたが、のちにフランスでは禁止されている薬物が体内から検出され失格となりました。3歳時に僅差で2着となった有馬記念を含めて、勝利を逃したのは2回のみでした。無敗のままに日本クラッシック3冠も獲得しております。

ディープインパクト:種牡馬としても一流

2007年に種牡馬生活を始め、初年度産駒からG1馬を輩出し続け、ジェンティルドンナが牝馬クラッシク3冠を獲得したことにより、父娘2世代による制覇を成し遂げ、現在も1年に200頭以上の牝馬との交配に努めているので御座います。

ディープインパクト:英雄とお坊ちゃまくん?

父サンデーサイレンスは気性が激しく、その子供達の多くも、同様の気質を受け継いでおりますが、ディープインパクトに関しましては、遺伝とは別に他の要素が強く表に出ているので御座います。その事柄に関しまして、次のような話が伝えられております。優しげな顔つきに人懐っこく穏やかな気質が相まって、厩舎でついたニックネームは、『お坊ちゃまくん』

ひとたび仕事場であるターフに立つと、父譲りの闘志で駆ける、『英雄』となり、自宅である厩舎に戻れば、おっとりとした、『お坊ちゃまくん』また、種牡馬と申しますと多くの牝馬と交配するためにリーダー意識が強くなり、おのずと人間に対しても高圧的な態度をとるようになっていく傾向が強いのですが、ディープインパクトは気の良いお兄さん。その事が巡り、関係者達からも愛されて続けているので御座います。

競走馬として過ごした間のオンオフの切り替えや、種牡馬になってからも変わらぬ人への優さなど、ディープインパクトが日本競馬史に残る名馬となった背景には育成牧場時代の女性スタッフの存在が大きいのです。しかし、名伯楽・名手と呼ばれる調教師・騎手は多数おりますが、牧場スタッフとなると表にはあまり出てこないので御座います。