金魚の中では東海錦がお気に入りのライターHI-Dです。東海錦は品種改良の賜物で、蝶の形の尾を持つ蝶尾と、孔雀尾を持つ地金の交配種なため、美しい尾を使った優雅で力強い泳ぎは見るものを虜にします。他にも魅力的な金魚は沢山いるので、メジャーなものからマイナーな高級品種までご紹介していきたいと思います。

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和金(ワキン)

和金は金魚の基本種で、赤、更紗、白などのカラーバリエーションがあります。尾はフナ尾、三尾、四尾があります。

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琉金(リュウキン)

大陸から琉球に伝わった金魚で、丸い体とプリプリした泳ぎ方が人気を呼び、今では和金に並ぶほど普及している金魚です。丸体型の弊害としてエサを多く与えすぎると転覆病や消化不良を起こすので、少々飼育難易度が高めです。品種改良の親として広く使われました。

出目金

奇妙な見た目から子供に大人気の金魚です。四尾のものが多く体型は丸型です。蝶の形の尾を持つものは蝶尾と呼ばれ、四尾のものよりも高値で取引されます。実は長手(和金体型)の出目金も存在しており、そういったものは柳出目と呼ばれ、丈夫なため長生きして迫力のある巨大出目金になることもあります。

朱文金(シュブンキン)

三色透明鱗、もしくはモザイク透明鱗をもつキャリコ柄の文金です。文金とは上からみて文の字の形に見える金魚のことで、尾が長く和金体型の金魚の総称です。眼球が真っ黒に染まる個体はブドウ眼とも呼ばれ人気があります。

蘭鋳(ランチュウ)

言わずと知れた金魚の王様で、立派な肉瘤と背ビレがない丸体型が特徴です。三尾、四尾、桜尾があります。高価な理由はランチュウの子供がランチュウになる確率の低さで、卵から孵化した2割は長手で背ビレがあり、尾の形がフナ尾のものも生まれてきます。背骨が歪んでいたり、尾が左右非対称であったりと1ペアのランチュウから1回の産卵で生まれる子供のうち、ランチュウとして完璧な体型で生まれるのは3〜10匹程度です。病気に強く、専用エサも販売されているため高価な金魚の中でも飼育はしやすい金魚です。

オオサカランチュウ

大戦の影響で絶滅した金魚で、戦後野生化していた個体を元に復元されました。白勝ち更紗の個体が多く、ランチュウ同様背ビレがない丸型です。ランチュウと異なり肉瘤が発達せず、代わりに鼻にボンボンのような房をつけています。白勝ちの色合いなため、赤い鼻房がよく目立ちます。

地金(ジキン)/六鱗(ロクリン)

地金はエックス型の孔雀尾を持つ金魚で、仔魚の鱗を剥がし薬品で色素細胞を殺し、各ヒレと唇のみに赤色を残したものを六鱗とよびます。金魚の中で最も飼育が難しいと言われ値段も高価ですが、丸型の金魚と比べると失敗は少ないです。現代では生まれつき六鱗で産まれる地金も増えており、薬品処理がされていない丈夫な個体が昔に比べて多いので、言われているほど難易度は高くありません。三大地金魚の一つに数えられます。

出雲南京(ナンキン)

白勝ちが最も優れ、稀に純白な個体も存在するランチュウ体型の金魚です。肉瘤が発達しないためオオサカランチュウに見た目は近いですが、鼻房もありません。最大の特徴は鱗がプラチナのように輝くことで、鱗の美しさは金魚界一と言っても過言ではありません。三大地金魚の一つに数えられます。

土佐錦金(トサキン)

大戦の影響で絶滅寸前にまでなった金魚です。金魚の女王とも呼ばれ、琉金体型で扇形に広がる尾を持ちます。尾の先端部が後ろにひるがえり、口が細いのが良しとされます。色づくのが遅く、三年目でも黒子という個体もいます。後ろにひるがえる尾を作るために丸鉢で飼育され、口を細くするためにイトミミズがエサに使われます。ランチュウなどは色上げのために青水で飼育されますが、土佐金は済んだ透明な水で飼育するのが流儀です。土佐金は春に黒子が安価に出回りますので、そちらを購入してじっくり仕上げるのが土佐金に対する楽しみ方の王道かと思います。三大地金魚の一つです。

金魚飼育入門 準備と費用