アフリカを代表する動物としてライオン、ゾウ、キリンなどが挙げられます。人気の定番ともいえる動物達ですが、リカオンもアフリカではその代表の1種です。それにも関わらずその知名度が低いのはなぜでしょう。

人気のない理由としては見た目の問題があります。リカオンは大きく丸い耳に額の辺りが茶色、目の周りから口元は黒、でどちらかと言えば怖い顔つきです。体も茶色・黒のまだら模様で脚や尾の辺りが白という容姿ですが綺麗な模様ではありません。

また他の動物と違い、遭遇する頻度が低い事も理由になっています。実際に動物カメラマンが、リカオンの撮影に何日もかかったという話もしていました。そう考えるとかなりレアな動物と言えます。今回はそのリカオンの生態や生息について、私ピッキュウがご紹介します。

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リカオンとは

リカオンはイヌ科に属し別名ハイエナイヌとも呼ばれています。大きさは大体大型犬ぐらいで肉食獣では小柄な方です。またパックと呼ばれる数頭から数十頭にもなる群れで行動します。まさにオオカミの様な感じですね。

狩りのプロフェッショナル

サバンナでは狩りの成功率80%という非常に高い数字を持つリカオンですが、なぜこんなに狩りが上手かと言うと、チームワークと持久力にありました。
まず獲物を見つけると集団で襲い掛かります。その中で弱そうな獲物を見つけると、左右に散開して集中的に追い詰めていくという戦法です。1頭1頭がその役割を持って狩りに臨んでいるからこそ、高い成功率になるのでしょう。
もう一つは持久力です。例えその場からうまく逃れたとしても、時速60㎞で30分近く走ることが出来るリカオンから逃げ切る事はかなり難しいです。

食生活

主にインパラ、ヌー、トムソンガゼルを食べ、捕った獲物はその場で食べます。ライオンやヒョウ、チーターなどは相手を絶命させてから食べますが、リカオンは獲物がまだ生きた状態でも食べます。これはリカオン自体の習性もあるのですが、ハイエナなどから横取りされない為とも言われています。ちょっと残酷な気もしますが・・・。

獲物を求め続けた結果・・

縄張りなどなく常に餌を求めて移動するリカオン。その移動距離は一日で数十キロにもなる事もしばしばです。時には人間の居住地に入り、家畜や飼い犬など襲うこともあり、リカオンは害獣として扱われるようになりました。また襲った飼い犬から伝染病を貰い、その群れが壊滅するという報告もあります。何とも悲しい事ですが、彼らの習性が仇となる結果になりました。

絶滅危惧種

リカオンが絶滅危惧種となった理由に先程紹介した害獣扱いや伝染病がありますが、生息域の減少も理由に挙げられます。人口増加に伴い環境破壊が続き、彼らの行動範囲も徐々に減っています。移動しながら餌を狩るリカオンにとっては致命傷とも言えます。

まとめ

これまで紹介してきましたリカオンですが、その生息数は加速度的に減少傾向にあります。このままではいずれ全滅という最悪な結果にもなりかねません。そうならない為にも生息域の拡大など、リカオンがもっと住みやすい環境を作っていく必要があります。そうすれば種の保存は勿論、家畜を襲う事もなくなるのですから。