皆さんもご存知の「百獣の王」ことライオン。その姿はまさに威風堂々で、他の動物をも圧倒してしまう程の迫力です。私自身も「強さの象徴」的な印象を持っています。またライオンを題材にした映画やアニメも多数あり、人気の程が伺えますね。

そんなライオンですが、日本では動物園でしかお目にかかれません。一体どんな生活をして何を食べているのか?一日の行動は?今回は野生のライオンの生態について昔サファリパークで、ライオンの赤ちゃんを抱っこしたことのある私ピッキュウが紹介したいと思います。

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ライオンってどんな生き物?

ライオンは食肉目ネコ科ヒョウ属に当たり、ネコ科ではトラに続いて2番目の大きさになります。体長はオスが約2m、メスが約1m5~60㎝、体重はオスが約200㎏、メスが約150㎏になります。

ライオンは群れで行動

日本にいる猫もそうですが、群れを成して行動しないネコ科の中で、唯一群れを作るのがライオンです。「プライド」と呼ばれるその群れは、複数のメスと兄弟のオス1~2頭で構成されていて、大きな群れになると40頭程の群れにもなることがあります。
そもそもなぜ群れているのか、一説にはハイエナやリカオンの群れに対抗する為や、数十頭で狩りをするという効率の良さが理由として挙げられています。

主食と狩り

餌となる動物はシマウマやヌー、アフリカ水牛、インパラなどが主ですが、ワニを捕食することもあります(ワニが陸上にいる時のみ)。
狩りはメスが集団で行います。他の草食動物に比べると走行速度が遅いので、草陰などに隠れ扇状の陣形で距離を詰め、最初の1頭が飛び出すと他の隠れていたメスも一斉に襲い掛かる、と言った感じです。
しかしこの連係プレーにも関わらず成功率は20~30%と低い数字となっています。その為何日も餌にあり着けない事もしばしばです。
ちなみにオスが狩りに参戦するのは稀で、大型の草食動物の狩りで苦戦している時ぐらいです。まるで休日に家でゴロゴロして、家事の手伝いもしない旦那さんみたいですね。

狩り以外は何しているの?

ライオンの狩りは日没とともに行動します。じゃあ昼間はどうしているの?木陰など日光を避けた場所で休息しています。日本にいる猫と一緒な感じですが、獲物が取れない時は一日中行動しています。

生存率約20%

結構厳しい現実ですがその理由として、餌を食べる順番があるという事です。仕留めた獲物はメスが食べますが、オスが来るとメスはそこから離れます。まずオスが腹を満たすまでメスは食べることが出来ないので、仕留めた瞬間に食べるだけ食べておかなくてはなりません。
オスが満腹になるとメスの番ですが、そんなに残っているわけでもなく、結局餌にあり着けないメスも出て来るのです。
またオスライオンは自分の子孫のみを残すために、乗っ取った群れにいるライオンの子供すべてを始末するという行動をとります。何とも残酷な生存競争ですね。

ライオンの故郷は?

ライオンの生息地はサハラ砂漠より南の地域に生息し、かつてはアフリカ大陸全土にいましたが、個体数の減少と共に今の生息域に縮小しています。またインドにも生息して、大きさはアフリカのライオンに比べると体色が薄くやや小柄です。

白いライオン

日本の動物園にもいるホワイトライオンは、普通のライオンよりも何故か可愛く見えます。
アフリカでは神聖な動物として崇められてきたのですが、白い理由として氷河期に保護色により白くなり、その遺伝子が今も受け継がれています。現在300頭の生息が確認されていて、野生でも2つの群れがいます。
ホワイトライオンの数が少ないのは、その白い色にあります。全身真っ白な体は現在のアフリカでは目立ってしまい、狩りも成功出来ず餓死してしまう結果となっています。氷河期に役に立った保護色が、現在では致命傷となっているのが悲しい事です。

まとめ

今回野生のライオンの生態について紹介して参りましたが、百獣の王として君臨するのも大変だという事が分かったかと思います。そう考えると動物園で餌も決まった時間に食べ、外敵に警戒することもなく飼育されている方が幸せなのかもしれませんね。