サラブレッド競馬のレース結果が、正確にまとめ始められてからあと数年で250年となります。三大始祖の1頭、ゴドルフィンアラビアンが親友の猫と戯れていたのを昨日の様に感じる脱線型ライターきよいで御座います。人々の記憶に残るにはレースに勝つのみでは困難なサラブレッド達。時代・性別・日本国内外を超えた歴代の名馬達が、どのような足跡をもってその名を刻んで行ったのか、個性的なエピソードをピックアップしてお伝えして参ります。

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『匠』シンザン

京都競馬場にはシンザンの功績を称え、『神賛』と刻まれた銅像が建っております。
シンザンの名に関しては、多くの説が残されており、それ自体が伝説となっているので御座います。競走馬デビューは1963年。勝ちを収めたレースにおいて、全て2着馬との差は4馬身以内と不必要なパフォーマンスは行わない馬でした。引退後も堅実に己を貫き、1996年当時の日本サラブレッド最長寿記録、『35歳』を打ち立て他界致しました。

『紳士』シンボリルドルフ

史上初めて日本クラッシック3冠を無敗のまま制した馬、シンボリルドルフ。
額に三日月形の模様があった事から当時の呼び名は、『ルナ』。デビューは1983年。産駒にトウカイテイオーを輩出し、2011年30歳にて他界。馬房では勝手気ままに過ごし、外に出ると毅然とした態度を示すなど、TPOを弁えた行動から、知性の高さも賞賛され続けております。

『幹』エアグルーヴ

グルーヴの意は、『わくわくする』デビューは1995年。レースとなるとリミッターを外す程の闘志を燃やしてしまう気質。結果、秋華賞では骨折したまま走り続けたので御座います。
翌年の天皇賞(秋)で勝利を収め牝馬としては17年振りの快挙となりました。エアグルーヴの母ダイナカール、娘アドマイヤグルーヴ、彼女の息子デュラメンテ。4代続くG1馬。その主軸となったのがエアグルーヴだったので御座います。

『傾奇者』オルフェーヴル

父はステイゴールド、父の母ゴールドサッシュ。オルフェーヴルは金細工師。『金』にこだわり、つけられた名となります。2010年にデビュー。日本クラッシク3冠タイトルホルダー。栗毛に鼻筋には流星、静かに佇んでいれば貴公子にも見えるのですが、レース中にコーナーを無視し直進していく、レースが終われば騎手を振り落す等、見た目に反した、かたやぶりなやんちゃさが彼の魅力を引き立てたので御座います。

『再起点』シーバード

世界的名馬、シーバード(仏)
1962年誕生、両親ともに三流とされる血統。母シカラーデに至っては、息子の活躍を待つことを許されず、食肉とされました。
1964年デビュー。凱旋門賞、ダービーステークス共に余力を残したまま完勝。
二流に満たない血統であったにも関わらず、その血は絶えることなく、日本国においてはウォッカへと続いております。競馬の常識を覆す種牡馬としての功績も名馬とされる由縁で御座います。
1973年12歳にて他界。死後、母と同じく食肉とされたとも伝えられておりますが、真偽の程は謎とされております。

5頭のサラブレッドを挙げさせて頂きましたが、貴方の琴線に触れた馬はいましたでしょうか?馬達の名前と個性がリンクしているのもまた、興味深いところで御座います。
ご、ゴドルフィンアラビアンさん!?貴方に関して書いてないですって?
アラブ系の貴方を出すことは出来ないのです、ごめんなさい!