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はじめに

アザラシを知らない方は、きっと少ないとおもいますが、キャラクターの「ゴマちゃん」、河川に出没した「タマちゃん」や「アラちゃん」といえば、よりイメージが浮かぶでしょう。
フワフワの白い毛で包まれた赤ちゃんの姿は、無条件でかわいらしいものです。河川にあらわれたアザラシに、連日多くの人が関心を寄せていたことも、珍しいということだけではなく、表情やしぐさに惹きつけられるものがあったのでしょう。ここでは、野生のアザラシがおくる生活や生態についてご紹介します。

アザラシとは

広いエリアに生息しており、北極圏から南極までの広海域で姿を見ることができます。日本において見ることができるのは、北海道を中心にゴマフアザラシやアゴヒゲアザラシ、ゼニガタアザラシ、クラカケアザラシ、ワモンアザラシの5種です。現存しているアザラシは10属18種で、同じアザラシの仲間でも種により体格や生態がことなります。体重50kgのワモンアザラシから4t近くになるミナミゾウアザラシ、一雄一雌型の夫婦形式をとるゴマフアザラシから、一夫多妻型のハーレムをつくるタイプまでさまざまです。全ての種類のアザラシについてご紹介するのは難しいため、北海道沿岸部で見ることができる、ゴマフアザラシを取り上げ生活や生態を見ていきましょう。

ゴマフアザラシ

ゴマフアザラシ属の仲間で、オホーツク海、日本海、黄海、ベーリング海などに生息します。アザラシの中では中型の大きさに入り、体長はオス170cm・メス160cm程度、体重は70-130kgほどです。一般的に背面は灰色の地に黒いまだら模様があり、腹側は薄い灰色です。漢字で書く「胡麻斑海豹」は、この体表の模様を言い表しています。

広食性と子育て

いろいろなものを食べる広食性で、カレイやサンマ、ニシンなどの魚類、イカやタコ、エビやカニなども食べます。離乳した子供は、はじめ小さな甲殻類を食べますが、成長と共に深く潜ることができるため、300m潜れる成体になるころには、海底の魚を捕食します。一夫一妻形式で縄張りを持ち、流氷の上で一子を出産。新生児を包む白い毛は、白い氷上で外敵から身を守る役割を持ちます。出産後、授乳期間と同じ2~3週間程で後に毛は抜け落ち、親と同じ模様になります。

おわりに

ここまで、野生のアザラシがおくる生活や生態についてご紹介しました。アザラシの仲間たちは、地球上の広いエリアに生息しています。海洋だけではなく、バイカルアザラシのように淡水の中で暮らしているアザラシもいます。彼らだけに限らず、地球に生きる動物たちは、環境に変化を受けやすい存在です。保護という意識も大切ですが、一歩進んで、共存しているという意識を心掛けましょう。