ケージの掃除で集めたチモシーとウンチを、ガーデニング用の堆肥作りに活用しているライターの岡里名桜です。ウサギにとってチモシーは非常に重要で、獣医さんの中にはチモシーさえ食べていれば他は食べなくてもかまわないという意見もあるほどです。チモシーを食べるのは、栄養分の摂取や繊維質で胃腸の具合を整える以外に、歯の健康を維持するという役割もあります。すぐに砕けるペレットと違って、切断してすりつぶさないと飲み込めないチモシーは、歯の伸び過ぎを防いでくれるのです。そんなチモシーをウサギにはたくさん食べてほしいのですが、高級品だからといって喜ぶとは限らないのが難しいところです。

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市販のチモシーの分類

ペットショップなどで販売されているチモシーには、よく「一番刈り」という記載があります。これは刈り取る時期の違いで、一番刈り、二番刈り、三番刈りに分類されていて、含まれる繊維質とカルシウムの量に差があります。中でも一番刈りは繊維質が豊富でカルシウムが少ない上、茎が細くて青々としているため人気が高い種類です。その他には、国産と海外産、圧縮の違いによるシングルプレスとダブルプレスといった区別があります。しかし、こういった分類は、あくまで人間の立場からのものです。大切なのは、飼っているウサギが喜んで食べてくれることですから、最初は小さめのパッケージで購入して、試しに何種類か与えてみるといいでしょう。

チモシーの形状と部位

ケージの中でチモシーを与える際の容器の違いで、長いままのロングチモシーにするか、短くカットしたショートチモシーにするかという問題もあります。カゴ状の容器から引き抜いて食べるのが好きなウサギには、ロングチモシーがオススメです。食器に入ったチモシーを好むウサギには、カットチモシーの方が合っているかもしれません。また、穂先、葉、茎といった部位によって、好みに差が出る場合もあります。柔らかい穂先や葉の方ばかり食べるウサギの場合は、配合の比率にも注目してみましょう。やわらかい部位を集めた「ソフトチモシー」も売っていますから、あまりチモシーを食べないウサギには、試してみる価値があります。

チモシーの保存と交換

どんなチモシーでも、湿気ていないことと、香りが抜けていないことが最重要です。大きなパッケージで購入した場合は、普段使いの分は密閉容器に小分けしておき、大袋を開閉する頻度を減らしましょう。乾燥剤を入れる場合は、石灰を使ったものに注意が必要です。チモシーの茎が刺さって中身が出てしまうことがあるからです。石灰には水分と反応すると発熱する性質があるため、ウサギに与える際に混入すると危険です。また、どうしても長雨などで湿気てしまった場合には、快晴の日に天日干ししたり、少量ずつ電子レンジで乾かすといいう対策もあります。ただし、電子レンジではまれに発火することがあるので、絶対に目を離さずに、短時間で済ませてください。

新しいチモシーの袋を開けると、とてもいい香りがします。ウサギが寄ってきて、袋に頭を突っ込んで食べようとするほどです。さらに、香りの良いハーブを混ぜたチモシーも販売されています。いずれにしても、チモシーの良し悪しは、たくさん食べてくれるものがベストという結論に落ち着きます。飼っているウサギにマッチしたチモシーを。早めに見つけてあげられるといいですね。なお、チモシーはイネ科の植物なので、イネの花粉などに対してアレルギーのある人は注意が必要です。不用意に触れたり、多量に吸い込んだりしないよう、マスクや手袋などで充分な対策をしてください。

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