ウサギのためにエアコンを買い替えた、ライターの岡里名桜です。ウサギは声を出しませんから、慣れないうちは健康状態の変化に気づきにくいものです。また、ウサギには体調不良を隠そうとする傾向があります。とりあえず、トンネルなど見えにくいところで大人しくしている場合は、何か調子の良くないところがあると考えて、ウサギの様子を細かく観察してみるといいでしょう。ウサギの病気やケガにはさまざまな種類がありますが、ここでは一般に良く出会いがちな、代表的なものに限って紹介しておきます。

スポンサーリンク

ウサギの健康:食欲不振や軟便の症状は冷静な判断を

ペレットを食べる量が減っている場合は、ウンチの量と、下痢や軟便などがないかを確認します。軟便にはピーナツバター状の粘りのあるものと、練りカラシ状の粘りのないものがあります。また、ウサギは食糞するのが当たり前ですから、盲腸便を食べずに放置している場合も要注意です。軟便や下痢が1回限りであれば事態はあまり深刻ではありませんが、何度も続くようであれば問題です。

ウサギの健康:原因に何か思い当たる?

ウサギは暑さや湿気が苦手なので、夏に限らず、初夏の気温が上がり始める頃や、梅雨入りの時期に体調をくずしがちです。特に、気候の変化に体が慣れていない間は、除湿や冷房などで早めに対応してあげましょう。かといって、冷やしすぎても下痢をすることがあるので、温度調整には注意が必要です。また、暑いと水の飲み過ぎや、水分の多い生野菜やフルーツなどの食べ過ぎで、下痢をすることもあります。

ウサギの健康:軽度なら半日以内で改善するが…

ペレットを食べる量が減っていても、チモシーを充分に食べているなら、まだ安心です。ウサギは胃腸の具合が良くないときは、自分自身で判断して積極的にチモシーを食べる傾向があります。また、野菜や果物などのおやつを普通に食べる場合も、まだあまり深刻ではないでしょう。一応、毛球症などによる「うっ滞」が起きていないかも調べます。お腹を触って、肋骨の間の胃の部分が固くなっていないかを確認したり、流れを良くするために軽くマッサージしてあげたりします。不調が軽度で、半日以内で改善に向かい始めればればOKですが、それを過ぎても好転しない場合は病院へ連れていきましょう。ウサギは食事と便通が止まってしまうと、たった三日で命が危うくなりますから。

ウサギの健康:ひょっとして骨折かも?

落下や激突、ゲージの網に脚が引っかかるなどして、骨折することもあります。現場を目撃していれば判断しやすいのですが、大きな音がしたとか、歩き方が少し変なだけの場合は、様子を詳しく観察しましょう。ちょっとした失敗で少しびっこをひくことがあっても、すぐにいつも通りに戻るならOKです。狭いところにこもって出て来なかったり、いざり歩きをするようなら、骨折の疑いが濃厚です。キャリーの中でウサギの周囲にタオルを巻いたものなどを入れて、あまり動かないように固定し、すぐに病院へ連れて行きます。骨折は、食欲さえ落ちなければ、何とか乗り越えることが可能です。しかし、元通りに接合できないこともあるので、介護が必要になるかもしれません。

病気や怪我のことはをあまり考えすぎると、飼い主の心に良くない影響があります。「家庭の医学」を読みすぎて、自分が「難病かも」という気がしてくるのと同じです。とはいえ、ある程度の知識と経験がないと、ウサギの体調を正しく判断するのは難しいので、ほどほどに勉強しましょう。そして、最後は自分の「第六感」を信じることです。「何かおかしい!」と思ったら、病院に連れて行きましょう。それが無駄足になったら、「ラッキー」だと思えばいいのですから。