かつて「USG48」というユニットを構想したものの、結局は妄想で終わったライターの岡里名桜です。さすがに48羽は無理だとしても、ウサギの可愛さに魅了されると、多頭飼いの誘惑と戦わざるを得なくなってきます。ペットショップでは同じケージに何羽も一緒にいたりするので、複数のウサギの飼育は難しくないように思われがちですが、しかし、これは小さな子供のうちだけに可能な状態です。基本は1羽ずつ別々のケージで飼育し、サークル遊びの時間もズラして交代で行います。つまり、単純にウサギの数だけ手間が増えるのです。おススメは1羽だけで飼うことで、特に初めての場合には、多頭飼いへのチャレンジは控えておいた方がいいでしょう。

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オスとオスは縄張り争いに

ウサギのオスには強い縄張り意識があるので、オス同士を一緒にすると縄張りをめぐるバトルが始まってしまいます。複数のオスを飼育する場合は、必ず別々のケージに入れ、両者のケージを隣り合わせにしないように、離れた場所に設置します。単純に距離を取るだけでなく、お互いに臭いが届きにくく、視界に入りにくいように配慮しましょう。間に家具を配置したり、別の部屋に置いたりすることも検討します。また、サークル遊びなど、ケージの外に出す時間も別々にして、オス同士が接触しないように調整します。

メス同士は相性が悪くなければ共存可能

メスとメスの組み合わせは、相性が悪くなければ上手く共存できることもあります。ただし、これは性格などによりますから、ケンカする組み合わせもあります。また、発育段階や季節、コンディションなどの変化によって、以前は穏やかに共存していた組み合わせでも、不穏な空気が漂い始めることがあります。たとえどんなに仲良しに見えても、余計なストレスを与えないため、ケージは別々にして飼育する方が無難です。一緒に遊ばせるのはサークルタイムなど、時間や場面を限定しておきましょう。

オスとメスでは子供が増える

オスとメスは、特に相性が悪くなければ同居が可能です。ただし、ウサギは多産の象徴ですから、カップルが成立すると、どんどん子供が増えていきます。もともと繁殖させるつもりがあったとしても、普段は別のケージで飼育した方がいいでしょう。つまり、繁殖のときだけ一緒にするのです。また、妊娠期間や出産、子育てには別の配慮が必要になりますから、そうした準備も事前に着手しておかなければなりません。もしも繁殖させるつもりがないのなら、一緒に過ごす時間は設けないようにしてください。

野生のウサギは、群れで暮らすのが普通です。ウサギの群れの中には、サル山のような序列や役割分担が出来ているのです。このため、複数のオスがいても無駄な争いをしないよう、一定の秩序が維持されています。ペットのウサギでも、広大な庭で野生に近い飼い方ができるなら、ひょっとしたら平和な多頭飼いが実現できるかもしれません。「ウサギ島」として有名な「大久野島」のような環境を、自宅に再現できたら最高です。でも、そのときにはカラスやトンビ、野良ネコなど、別の懸念が増えてしまう可能性がありますね。