家庭内では「いきものがかり」を担当しているライターの岡里名桜です。ウサギを飼う場合、エサやりと掃除の他は、何をすればいいのでしょうか。今回は、そんな「日々のお世話」の話です。もともとウサギはきれい好きで、自分で毛づくろいをしていればほとんど汚れることはありません。お風呂やシャワーを使わなくても、臭いがキツくなるようなこともありません。とはいえ、まったく世話をしなくて良いわけではありません。まずは、ふれあいを兼ねて気楽に取り組みましょう。また、人に触られることに慣れていれば、イザというときに苦労をしなくて済みます。嫌がるときはしつこくしないで、なるべく短時間で終わらせるようにすればOKです。

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グルーミングでスキンシップを

ブラッシングはウサギとふれあう絶好の機会ですから、できれば毎日やりましょう。ブラッシングすることで、ウサギが毛づくろいの際に飲み込んでしまう毛の量を減らすという効果もあります。ブラッシングに使うブラシには、いくつか種類があります。毛が固いもの、柔らかいもの、シリコン製、スリッカーなどがあり、それぞれ特徴や目的が違います。最初のうちはイヤがることもあるので、柔らかめの毛のブラシから始める方がいいでしょう。細かい部分は、人間用の眉毛ブラシがなかなか便利です。ブラッシングの際にグルーミングスプレーを使うと、ブラシの通りが良くなり、毛づやが良くなります。また、抜け毛の飛散も減らすことができます。

遊びのついでに健康チェック

健康チェックはエサと糞の量の確認が基本です。その他はブラッシングの際にチェックします。目は、涙目になったり目やにがたまったりしていないかを確認します。耳は、暖かくてダニなどが見当たらなければOKです。鼻は、鼻水や呼吸を点検します。全身の毛も、傷やハゲなどがないか確認します。ウサギは自分で舐めて毛を抜いてしまうことがあり、虫や皮膚病以外に、ストレスが原因のケースもあります。お尻は、下痢などで汚れていないかを見ます。腹は、うっ滞や毛球症の早期発見に重要ですが、触られるのを嫌がるので徐々に慣らします。消化が悪いとき、マッサージする必要が出るかもしれないからです。歯は、可能なら抱きかかえて奥まで見せてもらいます。それが無理なら、あくびの時に素早くのぞき込みます。歯が伸びすぎていないか、斜めにすり減ってなっていないかを点検しましょう。

最初はチョット難しい爪切り

自然界での暮らしと違って、ペットのウサギは土を掘らないため爪が伸びます。だいたい3ヶ月から半年に1回程度は、切った方がいいでしょう。見た目や、床を歩く音から時期を判断します。慣れないうちは短く切れないので、頻度が多くなりがちです。使用する爪切りはウサギ用もありますが、小型犬用やネコ用などでもOKです。ウサギの爪の中には血管がありますので、念のため止血剤も用意しておきましょう。できれば最初は二人で、抱っこする係と切る係を分担して行うのが確実です。このとき、手や布でウサギの目を覆うと、落ち着くことが多いようです。自分でやるのが難しいなら、ペットショップや獣医さんにお願いしてもかまいません。

飼い主が健康管理をする以外に、半年か1年に1回くらいのペースで、獣医さんへ定期検診を受けに行ってください。病気やケガのとき慌てないよう、あらかじめウサギに詳しい獣医さんを探し、普段の状態を把握しておいてもらうのです。キャリーでの移動や、病院の雰囲気に慣らすという意味もあります。また、専門家に健康だと太鼓判を押して貰えば、安心してウサギと暮らせますから。