ウサギのイタズラに悩まされつつ、実は楽しんでいるライターの岡里名桜です。今回はウサギの「しつけ」についてです。「そもそもウサギにしつけは必要なのかか?」という議論もありますが、ウサギの「命」と「健康」を守るため、最低限の対応は知っておきたいものです。まず、何か悪いことをしたときは、手で床を「ドン」と叩いて警告します。そのとき少し強い口調で「ダメ!」と言ってもかまいません。とにかく、何か「良くない」というイメージがウサギに伝わるようにします。警告は必ずその場で行います。後からでは理解できません。また、叩くのは無意味です。必要なら、イタズラできないよう、環境を整備することも検討します。

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ウサギのしつけ:トイレのしつけは誰のため?

ペットショップでウサギ用のトイレが販売されているため、排泄はトイレですると思うかもしれません。確かにトイレを使ってくれれば、毎日の掃除は楽です。ウンチはあまり気になりませんが、オシッコは臭いがあるし、カルシウム質が多いので、あちこちで勝手に用を足されると大変です。でも、オシッコは単なる排泄だけでなく、マーキングの意味もありますので、ある程度は許容してください。それでも、部屋に放すことが多いなら、トイレを使えた方が助かります。トイレの習慣を付けるには、あらかじめ臭いを付けておくという方法があります。ウンチを何粒かと、オシッコの染みた布などを入れておくのです。また、出しそうな気配があったら素早くトイレに載せ、お気に入りのおやつを与える方法もあります。大切なのは、上手く行かなくても頑張りすぎないことです。ウサギにはそれぞれ性格の違いがあり、すぐにできる子もいれば、頑固に嫌う子もいますから。

ウサギのしつけ:食事は時間と量を決めて与える

ウサギは犬と違い、普通「おすわり」や「待て」を教えません。ペレットは1日に2回、体重から計算した一定量を与え、欲しがっても追加してはいけません。ただし、チモシーは新鮮なものをふんだんに与えます。ときどき、気に入らないことがあるのか、エサ箱をひっくり返すことがあります。この通称「ちゃぶ台返し」をした場合、すぐに代わりのエサを与えるかどうかは悩ましいところです。少しの間そのままにしておくと、ある程度は状況を理解できているようで、以後はやらなくなることもあるからです。もしも頻繁にやるようなら、陶器など重量のある食器か、ケージに固定するタイプのエサ箱に交換するといいでしょう。

ウサギのしつけ:ケージやトイレなどをかじる場合

ゲージの金網をかじると歯に悪いですし、プラスチックを飲み込むと胃腸に良くありません。こうした際は警告を与えるのが基本ですが、なるべくやらないように予防対策することも大切です。あちこち噛むのは、固いものを噛まないと歯が伸びてしまうという理由もありますが、ストレスや「かまって!」アピールの場合があります。近くにいるのにスマホばかり見ていないで、遊びやブラッシングで相手してあげましょう。また、ストレス解消に「かじり木」などのオモチャを与えることも有効です。オスの場合は発情している可能性もあるので、「奥さん」の代わりのヌイグルミの導入も検討してみてください。
ウサギのしつけの理想は、名前を呼んだら飼い主のところに戻って来るようにすることです。それができたら、ウサギを野外に連れ出す「うさんぽ」も安心ですね。でも、現実にはなかなか難しいものです。地道にしつけをする根気が続かない(私を含めた)大多数の人は、しっかりハーネスを付けて、リードを離さないようにしましょう。お互いが楽しく過ごせるよう、しつけは妥協点を探りながらホドホドに取り組めばOKです。